第181章 私の息子は無実ではないのか

福田祐衣は眉をひそめ、ナースコールを押して看護師に人を追い払ってもらおうとしたが、外の怒鳴り声が唐突に大きくなった。

「柏原堅太! 善人ぶるのもいい加減にして!」

福田祐衣の手がわずかに止まる。

さっきから聞こえていた怒声に聞き覚えがあるとは思っていたが、こうして大声で聞くと確信に変わった。柏原藍子の声ではないか。

福田祐衣の心が微かに動く。彼女は痛む体に鞭打って身を起こし、点滴スタンドを手に取ってドアの方へと歩み寄った。廊下からの争う声が、より鮮明に鼓膜を打つ。

柏原堅太は声を潜めようとしているものの、その口調は怒りに満ちていた。彼は柏原藍子を指差して低い声で唸った。

「気でも...

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